プログラムに参加中のBさんが妻さんに別の加害者Dさんのことを話しました。
「Dさんの妻さんは彼が怖いけど一緒に暮らすんだって」。
Bさんの妻さんの一言は「ダメだよ、それじゃ」。
あれっと思ったBさんの気持ちは、
被害者の選択を、同じ経験をした妻が賛同しないのか…。
かつて自分を否定され続けた妻は、同じ体験をしてもなお自己否定された自分を取り戻すことに挑戦しようといる彼女とは仲間であるはずなのに…。
被害者が10人いれば10通りの被害体験があるわけですが、『被害者』と一くくりにし、同じ考えを持つという思い込みに気をつけなくてはと思ったことでした。