モラルハラスメントの夫との生活が苦しすぎて、夫の出張中に家を逃げ出したA子さん。
夫に見つからないように細心の注意を払ってひっそりと暮らし、時々メールで気持ちを伝えてくださいます。
先日は「魔法が解けたかも」というタイトルで。
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田仲さん、私はふと、「なんでこんな人に固執しているのかな」と思いました。魔法が解けたという表現がしっくりきます。
一度も叩かれたことはなくても、日々バカにされ無視されて私の心はずたずたでした。別居してようやく本当の自分に気づけるようになりました。料理や小物づくりが好きな自分、世話好きな自分、よく笑う自分。「A子さんすごいねー、ステキなセンスだわ」などとまわりの人に言われ、自信を取り戻しつつある自分。
でもまだ完璧に彼の洗脳が解けたのではなく、「もしかしたら彼は変わってくれるんじゃないか」「また一緒に過ごしたい」と思うときもあります。
きっと気持ちが行ったり来たりながら徐々に彼から離れたいという気持ちが少しずつ長くなるんだろうなと思います。
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A子さんは夫との別居生活が3年ほどになりますが、一切連絡をとっていません。
プログラムに通う彼はA子さんを相変わらずの見下し目線発言。自分の崖っぷちの状況を自覚できていないようです。
A子さんはもともとの自分の力を取り戻しつつあり、いつかはシングルマザーとして元気に再出発することも考えられるようになりました。
まずは離れてみること、これはお互いにとって自分を見つめ、自分に気づくきっかけになります。