「いつまでも変われない自分、こんな奴でも妻さんが愛してくれていることをどう考えますか? なかなか変われない自分のこと、悔しくないですか!」 こんなふうに仲間に言われたSさん。
発言したOさんは「前は、何で妻は逃げたんだと怒りでいっぱいでしたが、今は自分から離れてくれてありがとうと本心で思います。こんな自分と一緒にいて同じことを繰り返す生活ではダメだと気づいてくれたことに本当に感謝します。」とも。
この発言を妻さんに知ってもらうことはできなくても、Oさんはもう被害者を作らない自分の人生のために…と通っています。 「自分は怒りっぽくて、誰に対しても腹が立っていたと思い込んでいましたが、よく考えたら妻さんに対しては対等でなかったと気づきました。友人には許せても同じ事が妻さんには許せなかったんです」と。
こういう場面に出会うと、やはり加害者プログラムは必要と思います。
直った(治った)DV加害者なんか見たことがないという厳しい発言もありますが、変わろうとしている加害者はここにいます。