被害体験者の彼女が「田仲さん、私 決心しました」と言いました。
彼女は子どもから「パパと別れて欲しい」と何度も言われていますが、離婚を踏みとどまっています。
プログラムに通い始めたばかりの夫は参加の日が近づくと「いつまでDVDVと言っているのだ」と機嫌が悪くなり暴力がひどくなるので、いっそのこと通わなくてもいいと思っているとのことでした。
以下は彼女が出した結論です。
市内のとあるDV被害者相談先に電話したら、DVは、私が『怖い、辛い』などと感じて相手の顔色をうかがいながらビクビクして暮らしている状態のことだと言った。
それであれば私は自分に「彼のことは怖くないし、されていることも辛くない」と無理やりにでも言い聞かせる。
でも今までのように黙って相手の言いなりにはならないように頑張る。
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これは彼女がたくさんの情報の中から熟慮して選んだ答えで、彼女自身ほんとうにこれでいいのかと自問自答した結論です。
その考えはさておいて、私は彼女の安全確認や安心感を得られるよう寄り添い続けます。
後日彼はグループの仲間から『あなたがすぐに元に戻るのが私たちには見えている』と言われ、気色ばんで辞めていきました。