教材をそのまま捉えない参加者がいます。
例えば「家族への怒りの伝え方のルールとして有効なことは」というタイトルだとしたら、
教材には『過去を引っ張り出さないこと』
『強い言葉ではなく冷静に言葉を選んで』
『怒る主題は一つに』
『程度を表す場合は数字で伝える』などあります。
それを彼は、
・加害者が怒りをおさめることはルール作りにつながるのか?
・加害者に再度の怒りがわいたらやはりルールを作るか?
と仲間たちに投げかけました。
その後の考え合い話し合いの時間は濃厚なものになり、各人の気づきが深くなりました。
教材でも疑って丁寧に考えるのは常に自分を知ろうとし続けている彼の特徴です。
その思考を歓迎します。