ある日、妻さんのご飯がおいしいので「おいしいな」と思わず言ったら「ずいぶん久しぶりね、その言葉」と返ってきました。
Aさんのイライラスイッチが入りました。
内心「何だそのものの言い方は! じゃぁ、毎日言わなくちゃいけないのか、まずくてもうまいと言わないとDVなのか!」。
このことを聞いてBさんが一言。
「妻さんの発言を映し鏡に考えて、『自分は今までおいしいとほとんど言ってこなかったんだな』と思ってみたらどうか」。さらに、「大切なのは、そこに自分の感情を加えないこと」ととどめを刺します。
こういう場面がグループワークの興味深いところです。