「やっとわかりました。オレ、その瞬間に悪い自分を出してやろうとハッキリ決めて暴力ふるったんです。」とAさん。
「暴力を選んだとわかったんですね」とほかの参加者。
Aさんは妻さんとの口げんかの果てに壁に穴を開けました。
そして直後、「抑えられなかった、ごめん」と謝り、すぐに穴を塞ぐ約束をしました。
妻さんからは「そこ、見るたびにイヤな気持ちを思い出すよ」「こういうことをすると今までまゆらに通ってきた努力がゼロじゃなくてゼロ以下になるんだよ」と言われたそうです。
彼は『男たるもの~~~すべき』がすごく強く、それが暴力につながるということが理解できた方です。
「つい」「思わず」「気づいたら」「そんなつもりでは」と言い訳があった最初のころとは違い、暴力は関係を壊すだけで、ひと時の自己満足でしかないと気づき始めています。