私Fはパートナーに身体的、精神的な暴力をしてきて、彼女は半身が不随に近い状態で病院通いが続いています。
プログラムへの通い始めはパートナーからの勧めです。
通い始めの当初はパートナーへの暴力は私だけのせいではない、相手とのトラブルの結果で仕方ないものだと思い込み信じていました。
まだその気持ちは正直すべてぬぐい切れているとは言えません。
ただ、プログラムに通い、同じようなDV加害者の話を聞くと、自分も同じ考えを持っているはずなのに他人の口からそれを語られると、それは間違っていると気づかされることがあります。
暴力に至る考え方やパートナーへの対応の仕方や、私自身が普通に当然だと思っていたものが、一歩費した視点で見たり聞いたりすることで、おかしい思考だと気づくことができるのです。
そうは言っても気づいたことがすぐに考え方や行動を変えることになる訳ではないのですが、気づいていないのと気づいているのでは大きな違いがあるとわかります。
2年通いその程度しかまだわかっていませんが、通い続けることで、歪んだ自分の考え方を修正できると思っています。
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「妻さんからはこの内容では不充分だとチェックされたのですが」と言いながら寄稿したFさんです。
妻さんとFさんは毎回プログラムのことを話し合っているとお聞きしました。
夫婦でDVと向き合うという関係ができている例です。