「私は妻が何も相談せずに勝手に物事を進めたことを今も根に持っているんです」と言い、
「腹が立って足蹴りしたり顔をぶん殴ったんですが、いくら殴っても全然満足できないんです」
「どんどん不満足ばかりがたまってしまって、もう人を殴る自分が嫌なんです」
と続きました。
強面で体も大きい彼。
この体躯で子どもを蹴ることもあり、それはしつけ程度だから許されると考えていたKさんはプログラムに通うにあたり、今までの暴力を家族に謝ったそうです。
「もう殴りたくない。もうたくさんです。」
「自分が情けないです」と言いました。
加害してきた彼らと面談をするたび、この言葉を信じてみようとも思います。