Aさん… 会社で部下が無責任な態度をとってカッとなった。その時は怒りがこみ上げてムカムカした。言わないとわからないと思い「言いたいことあるけど、言ってもいいかな」と前置きし、「その態度は、君がそのつもりがなくても無責任だったと思うように聞こえた」と伝えた。以前より落ち着いて受け答えができて気持ちが楽だった。前だったら怒り狂って怒鳴り散らしていた。
Bさん… その「言いたいことがあるけど」云々は喧嘩を売っているようにも聞こえる。相手がガードを固めないだろうか。それと相手を正してやろうという支配の気持ちがあったのではないか。
Aさん… モラルに反したり無責任な言動で発火する。相手が僕の常識の枠から外れていると判断するとイラッ、ムカッ。
Bさん… 俺だったらこうするのに、という自分の思い通りにならないとイライラすることは確かにあるな。
Aさん… 自分の枠、自分の常識や当たり前を押し付けないっていうやり方があることに気づいた。こうやって誰かに気持ちを聞いてもらうことや、気づいたことを書き留めたり常々考え続ける。本に書いてあるような多様な意見もまずは置いておいて、自分で決めることにしてみようと思う。
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職場と家庭をうまく使い分けているつもりの彼らですが、暴力的価値観が外でも顔を出すことがあります。
その時にどう振舞うかは、プログラムで気づいたことを試せる訓練になります。