「この花を見ていたら涙が出てきて、あぁ、今までこうやって花の愛らしさを味わうことなんてなかったと思ったんです。ぜひ田仲さんに差し上げたいと思って」と、夫が加害者プログラムに参加している妻さんが来所してくださいました。
何度かテーブルに突っ伏して嗚咽され、彼の不誠実な行動を話され、「これまでの50年を、彼には一生かけて私らしい50年と取り換えて欲しい」と、また涙。
しばらくわたしと一緒に過ごし、雨の音に気づいて帰宅されました。
かたやプログラム参加中の夫は、「わからない、彼女の気持ちがわからない」を繰り返します。
参加仲間から「自分だったらと置き換えて妻さんの気持ちを考えてみては」と言われるのですけどね。