「お疲れ様でした」
「ありがとうございました」
「おやすみなさい」
それぞれ帰途につく参加者たち。
彼らは外に出たとたんにDV加害者の顔からいつもの外面になります。
一日中DVを考えろとか意識しろというのは難しいでしょう。
が、彼らにはしてきたことの大きさについて自分を見つめる時間を持ってもらいたいものです。
「今日の夫はどうでしたか」
「何か気づいたようでしたか」
「どんな発言をしていましたか」
「参加態度はどうでしょう」
パートナーさんは連絡をくださいます。
「家を出た瞬間から私は安心します。私や子どものために変わろうとしているということだから。DVをやめたいということだから。この数時間が本当に安心できて本当に安全でいられる時間なんです」
「なかなか変われなくてもいいんです。変わろうとして毎週通ってくれればそれでいいんです」
ともおっしゃいます。