以下もプログラム参加者男性からの寄稿です。
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被害体験者さんはこれまでの人生で使ったことがないくらい大きなアンテナを張り続け生活をしています。
そのアンテナで、加害者の一挙手一投足を感知しています。
それだけにとどまらず、雰囲気や感情までもつかみ、未来予測し、不幸な未来を避けるための予防策を実行します。
その心身の危機感と行動は、言ってみれば戦場の指揮官ですね。中に居てはわかりにくいですが、その戦場は当事者が思っているよりずっと小さな箱庭です。
明るい未来のために、指揮官殿! 戦力的撤退のご指示を!
彼が考えるこの内容も被害体験者に当てはまるものではないでしょうか。
必死に生きようとしているしなんとか安全感を得たいとしている指揮官、それはどこか遠いところにいるひとではなく、近くに存在しているのです。